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Hovermap での遺産スキャンを合理化する。QUT

Hovermapオーストラリアの大学では、スキャナ1台で歴史的建造物の内部と外部を撮影することができる。

クイーンズランド工科大学(QUT)は、オーストラリアにおけるテクノロジーとイノベーションの最前線に位置する最先端の研究施設を数多く擁している。

QUT研究エンジニアリング施設(REF)はそのひとつで、学術、産業、政府のパートナーにハイテク・エンジニアリングとテクノロジー・サービスを提供している。そのサービスの中で、REFは遠隔操縦航空機システム(Remotely Piloted Aircraft Systems)を所有・運用しており、センサーの統合、データ取得、データ処理、分析でさまざまなプロジェクトをサポートしている。

リモートセンシングにおけるREFチームの専門知識を紹介するため、REFのシニアリサーチエンジニアであるドミトリー・ブラタノフ博士は、航空ロボット工学の研究者であるフェリペ・ゴンザレス教授と協力し、QUT に位置する旧政府庁舎のインタラクティブで正確な空間モデルを作成した。

空中スキャンと歩行スキャンの統合は効果的だった。ブラタノフ博士は3つのスキャンをEmesent ソフトウェアで処理、統合、カラー化し、Cloud CompareとAgisoft Metashapeを使ってフィルターをかけ、きれいな点群を作成した。これをAdobe PremiereとAfterEffectsを使ってアニメーション化し、映像化した。

ゴンザレス教授率いる研究者たちは、PointCab などのCADツールで、準備されたきれいな点群を使って建物の各階の見取り図を作成し、PointFuseでメッシュを作成することができた。

遺産建造物のレーザースキャニングによって取得されたデータは、保存管理者、歴史家、研究者に豊かな恩恵をもたらす。旧政府庁舎の正確で完全なデジタル地図を確立することで、QUT 、長年にわたって建物に加えられた変更を記録し、構造要素や建築的特徴の詳細を記録することができる。また、この記録は、保険目的で重要な物や写真の位置を特定したり、数年後の建物の状態を監視するためにも使用できる。

Hovermap 、その大規模な研究インフラツールボックスで、REFチームはQUT 、研究者が過去を保存し、未来に備えるのを支援するために必要なものはすべて揃っている。


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